【東洋医学】身体を調(ととの)える
はしもと治療院の濱本です。
2025年新年を迎えたと思っていたのに、もう1ヶ月が過ぎ去っていきました。早い…!
今冬は暖かいとはいえ、やっぱり寒い日もあり。2月は今年一番の寒さの予報です⛄️
私は寒いのが大の苦手なので1日でも暖かい日があると嬉しいのですが、寒い日と暑い日の寒暖差が大きいとなかなか身体も安定せず、例年より体調を崩しやすい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな中、花粉やPM2.5も飛び始めているという情報も。
そこでお聞きします。みなさん、自分を調えることはできていますか?
今当院でも慢性疲労はもちろん、アレルギーや喘息・逆流性食道炎や風邪症状ではない喉の違和感などの症状でご来院の方が増えています。
実はこれらの症状は東洋医学の観点で言う気の不調で起きるよくあるものばかりなんです。
アレルギーなどの症状は、自分の気の不足により花粉やダニなどの外的刺激に負けて敏感に反応してしまう状態、または身体の中に要らないものが溜まってしまって鼻水や咳などいろんな方法で外に出そうとしている状態です。
ですので、この時に必要なのは症状を止めることではなく、自分自身を調えてあげることです。
じゃあ、”ととのえる”ってどうしたらいいの?とよく質問を受けます。
まず、『ととのえる』とどういう漢字を想像しますか?
「整える」ですか?「調える」とも書けますよね。
「整える」は、かっちりきれいにととのえること。整理整頓もこの漢字を使いますね。
「調える」は、自然にまとまるという意味があります。
きれいに枠内に収めることが自律神経や気を調えることにはならないので、勝手に落ち着く環境に身を委ねることが大切です。
例えば早寝早起きする”べき”とか 冬は白いものを食べる”べき” とか、当てはめようとすればするほど自分と合わなくなって調わなくなっていきます。
太陽が昇って落ちて、四季の変化がある。この自然のエネルギーを受けて活かすことができれば身体は調います。
『寒い日は温かいものを食べて暑くなったら瑞々しいものが欲しくなる。』というように、難しいことは考えずに自然の赴くままに委ねてみてください。
それが1番の身体への優しさであり、贅沢です。