正座ができない膝の痛みの解決策①
今回は前回の続きで
「膝の痛みで正座ができない」方に向けて
改善に重要な4つの方法のひ1つについて書いていきます。
①背骨の動きを改善する(特に胸椎)
背骨と膝関節の関係性について、簡潔に書いていきたいと思います。
背骨は頸椎、胸椎、腰椎+仙骨、尾骨
というふうに構成されているのですが、この中でも胸椎の可動性が膝関節の痛みとの関係性が高いと日々の現場の中で感じています。
胸椎が後弯(後ろに曲がる→猫背のようなイメージ)して可動性が低下すると
膝関節は体全体の運動連鎖上、立ったり歩いたりする際に常に軽度屈曲(軽く曲がる)した状態でバランスを取ります。
そうなるとどうなるかと言いますと
大腿四頭筋から膝のお皿からその下の膝蓋腱まで常に高いテンションがかかる状態になります。
結果的に膝周りの腱の柔軟性の低下、膝蓋骨の可動性の低下、膝関節の不適切な運動パターンを生み出してしまい膝周りの腱の部分の痛みや膝関節自体に痛みが出てしまいます。
ですので何が言いたいかといいますと
背中(胸椎)をしっかり伸展(伸ばすこと)できる可動性を獲得することが重要です。
そのために色んな手技や適切な運動を行いそこに対してアプローチを行います。
そうすることによって結果的に立位や歩行時に膝関節が適切に伸ばせる状態で動かすことができ、膝にかかる負担が減っていき膝の痛みがなくなっていきます。
実際はさらに細かく見立てを行い細かく治療をしていきます。
今回は正座ができない膝痛を改善する方法の4つのうちの1つ
「膝の痛みを改善するには背骨(胸椎)を伸ばせる可動域を獲得する」
をお伝えしました。
また次回2つ目をお伝えします。
何でも気になることなどあればお気軽にご連絡ください。
橋本