正座ができない膝の痛みの解決策③
今回も前回の続きで
「膝の痛みで正座ができない」方に向けて
改善に重要な4つの方法の1つについて書いていきます。
③足首、股関節の動きを改善する
身体には本来、体全体を操作する上に置いて
可動することに適している関節、支えることに適している関節があるという考え方があります。
その考え方に従っていくと
足関節はモビリティ(可動する適している)
膝関節はスタビリティ(支える、固定することに適している)
股関節はモビリティ(可動することに適している)
となります。
何が言いたいのかと言いますと
膝関節の機能改善を求める際に、その近接の運動連鎖の影響が高い足関節と股関節のモビリティ=可動性や運動連鎖の認識を高めることで
膝関節の特徴である支持性の負担を減らすというアプローチができ
その結果、膝関節の痛みや動きの不快感を軽減させたり、消失させたりすることができます。
身体全体は常に良しも悪しも相互作用がありますので現状をしっかり術者も患者さん側も把握して
自分の身体や膝の状態が今どのような良し悪しがあるのかを理解しながら改善するために進んでいくことが重要です。
・股関節、膝関節、足関節のセンサーを適切に働かせる
・膝関節の役割が適切に行われる環境を作る
・膝関節の動きの逃げ場を作り、代償作用がスムーズに働く環境を作る
このようなことが膝痛の改善につながり
このブログの題のテーマである正座ができる膝に戻っていく条件でもあります。
この記事を読んでピンときた方は、お気軽にお声がけください。
適切に解決のために治療をさせていただきます。
次回は
④足底に多様の刺激を入れる
について書いていきます。