自律神経とお腹の不調③ 〜脳腸相関について〜
はしもと治療院の江﨑です😊
今回は「脳腸相関」についてお話しします。
前回・前々回で、迷走神経の求心性と遠心性についてお話ししました💡
胃腸から脳に向かう迷走神経(求心性)は、胃腸状態(空腹や満腹・痛みや炎症など)を脳に伝えます。
逆に脳から胃腸に向かう迷走神経(遠心性)は、「胃腸の運動=消化・吸収」を行います。
これらは「相互的な関わり」があるので、例えばストレスによって胃腸の働きが悪くなると食物・栄養の消化吸収能力も乱れるので、結果として「炎症」が起こりやすくなります。
すると、「乱れた・炎症が起こっている胃腸の状態」を求心性によって脳に伝えます。
こういった状況が長く続くと(慢性炎症)、脳は「これ以上胃腸にエネルギーを使っていられない」と判断し、「節約モードの信号」を胃腸に送ります。
その結果、胃腸の働きはますます低下し、胃腸だけでなく「体を動かすこと」や「頭で何か考えること」すらもしたくないようなモードに陥ったりもします。
なので、慢性的にお腹の状態が悪い方は、例えば倦怠感やめまい・頭痛・朝起きられない・体が常に重だるい・・のような症状も伴いやすいのです。
このように、「迷走神経」という自律神経によって脳と胃腸は「一方に問題が起こるともう一方にも影響を与える」ような相互的関係性であり、これを「脳腸相関」と言います。
裏を返せば、一方が快方に向かえばもう一方も・・・といった好循環を生むことにもつながるのです。
なので、慢性的にお腹の不調がある方やお腹に限らず様々な身体の症状を伴っている方は、根底には迷走神経という自律神経が共通の要因としてあるのかもしれません。
次回はこれらを踏まえて「どういう事をすると良い方向に向かいやすくなるのか?」をいくつかお話ししていこうと思います😊