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長引く痛みや不調と「報酬」の関係④

長引く痛みや不調と「報酬」の関係④

はしもと治療院の江﨑です😊

前回の記事では、報酬を得られると「ドーパミン」の分泌が増加され、結果的に「喜びややる気」といったポジティブな感情が生まれるとお伝えしました。

今回は、そんなドーパミンが「報酬を獲得しなくても分泌される」という事についてお話しします。

 

答えから言うと

 

嫌な状況を回避できた時

 

にも分泌されます。

そして、これこそがまさに、ここ数回のブログのタイトルである

 

長引く痛みや不調と報酬の関係

 

につながるのです。

 

嫌な状況を回避できた時とは、例えば

 

「部署が変わって苦手な上司から離れられた」

「勉強は嫌いだけど、宿題を提出しないと怒られるから頑張る」

「返済日までにお金を返す事ができた」

 

といった、「それ自体は何かしら得る事ができた」というような報酬でなかったり、「喜びや快楽」という感情を得るような状況ではなかったとしても、脳は「生きる上で必要な報酬を得た時=食や承認などを得た時」と同じ反応を示すわけです。

 

部署が変わって苦手な上司から離れられた時は、喜びの感情もあると思いますが、「安心感」や「解放感」といった感情の方が大きいと思います。

宿題の提出やお金の返済も、それ自体が何か「自分にとっての報酬」にはなりませんが(褒められた場合や自己成長を感じる時は報酬となる)、「怒られる」や「返済できず差し押さえになる」といった「嫌な状況を回避できた」という事実が、「安心や解放」という報酬に繋がり、結果的にドーパミンが増加されます。

 

なので、ドーパミンは必ずしも報酬を得た時に分泌される訳ではないという事です。

しかし、これらは一時的な事が多かったりもします。

例えば、部署が変わってホッとしても「次の部署はどうかな・・・」といった不安がまた押し寄せたりすると、ドーパミンは一時的に増加して報酬と捉えるも次の不安などで安心感や解放感を感じづらかったりします。

 

なので、嫌な状況を回避できたからといっても、それが一時的であれば安心感や解放感よりも不安感の方が勝りやすいのです。

 

次回は、今回の内容を元に、いかにして報酬が長引く痛みや不調と関わるのかをお伝えします。

 

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