【東洋医学】気逆を正す
はしもと治療院の濱本です。
紅葉が綺麗な季節になりましたね。
2歳の次男が通うこども園の園庭にはたくさんの木々があり、今はもみじがとても綺麗です。
昨日園外散歩で紅葉のお話をしてくださったようで、今朝送るときに真っ赤なもみじを指差して「きれい〜🍁」と教えてくれました。
綺麗なものを見て、それを覚えていて私に教えてくれてとても嬉しかったです。心が満たされますね☺️
さて今回は「気逆」のお話です。
東洋医学でいう「気」は、目には見えませんが、いつもとても身近にあるものです。
いつもお伝えしていますが、気は生命維持に必要不可欠です。
そんな「気」が乱れると身体には不調が現れますが、今回はその中でも「気逆」についてです。
まず、「気逆」とは。読む通り、気が逆と書く通り体内の気の循環が乱れていること、
本来なら頭から手足の先、上半身から下半身に向けて下降して行くべき気の流れが逆流している状態です。
上半身に向かって逆流するので、突然の頭痛やめまい、動悸、冷や汗なその症状が出ることがあります。
また、激しい咳や吐き気、ゲップなども気逆により起こる症状です。
主な気逆の症状は
・上半身はのぼせているが、手足は冷える ・動悸がする ・吐き気や嘔吐がある ・痛みを伴う咳が出る ・急な腹痛が起きることがある ・物事に驚きやすい ・イライラや焦りを感じる ・顔がほてる ・おへその上を触るとドキドキしている ・手足が冷える ・手のひらや足の裏に汗をかく |
当てはまるものが多いと気逆の状態に傾いていると考えられます。
気逆は気の乱れからくるものですので、まずは正常に戻すことが大切です。
ウォーキングやジョギングなど軽い有酸素運動が有効です。
また、気の巡りに欠かせないストレスの軽減も重要な要素です。
少しでも自分の時間を確保してリラックスしてみましょう。
また、身体に溜めていたものを発散させると気の流れがよくなりますので、
食事を摂る際は運動後や入浴後、汗をかいたり便通の後など体から排出してから食事を摂るのがおすすめです。
気や血の巡りをよくするのを目的に、お酒を飲むという方は、血行の促進には有効ですが
気の逆流を促進してしまいますので飲み過ぎには注意しましょうね。