副交感神経とは?②
はしもと治療院の江﨑です^_^
今回は副交感神経の大半を占める「迷走神経」についてお話しします!
迷走神経は12対ある「脳神経」の1つであり、脳神経中最大の長さになります。
様々な器官に神経を伸ばしており、内臓諸器官や心臓、喉など、挙げ出すとキリがないくらい多くの器官に作用しています。
脳から腹部に至るまで複雑な走行をしながら、多くの器官へ伸びる様から「迷走」と名付けられたそうです。
なので働きもたくさんあります。
例えば「お腹いっぱい」を感じる時は胃壁の膨張を脳が感じ取っているのですが、その際に信号を送るのが迷走神経です。
(厳密に言うと、迷走神経だけでなくホルモンなども満腹情報を脳へ送ります)
副交感神経なので「リラックス」時に機能するため、迷走神経を「適度に」刺激するとリラックスモードとなり心身にとって心地よく不調が起こりづらい状態となります。
しかし何でもバランスが重要です。
「副交感神経=リラックスだからデメリットはない!」と思うかもしれませんが、逆に過剰に働きすぎると「失神」を引き起こしたりもします。
また、交感神経が過緊張モードの時は迷走神経は機能していないというイメージもありますが、交感神経も迷走神経も両方過緊張モードの場合もあったりします。
その時は、「体を動かすのもしんどい」「体が重だるい」「朝起きられない」といった症状が起こりやすくなります。
これはまた追々お伝えしますが、いわゆる「ストレス下社会」である現代においてはこのような「交感神経過緊張」だけでなく「副交感神経過緊張」という状況が、自律神経の不調を招く大きな要因にもなります。
そこの理解には「迷走神経(副交感神経)には2種類ある」という事を知る必要があります。
次回はこの「2種類の迷走神経」について深掘りしていきます^_^