むくみとタンパク質

はしもと治療院の江﨑です😊
今回もむくみについてお話していきます。
前回は東洋医学的にむくみを考えていきましたが、今回は栄養素的な面で考えていきます💡
「むくみは運動して解消しましょう」
という事はよく聞くと思います。
事実、体を動かす事でむくみが解消されるケースはあります。
しかしそれだけでは解消しない事もあります。
どういうケースか??
そもそもむくみとはどういう状態かと言うと
【細胞と細胞の間(=間質)に水分が貯留している】
状態の事を言います。
人体の水分量約60%の内
約40%が細胞内の水分量
約20%が細胞外(間質)の水分量
というバランスで保っています。
このバランスを保つのに、毛細血管やリンパ管での「浸透圧」が重要になってきます。
浸透圧とは、濃度の違う液体が同じ濃度になろうとする力の事を言います。
しかし様々な原因により浸透圧がうまく働かずバランスが崩れてくると、細胞外に水分が貯留し、結果としてむくんできます。
一つの例として
【タンパク質不足】
が挙げられます。
細胞内、細胞外の水分バランスを保つためには毛細血管やリンパ管における浸透圧が重要だとお伝えしました。
その浸透圧が働く為にはタンパク質(アルブミン)が必要なのです。
もし普段の食事がタンパク質不足であれば、毛細血管での水分吸収がうまくいかず間質に水分が溜まり、むくみとなります。
この場合運動をしてもなかなかむくみは改善しません。
このようにむくみといっても様々なケースがあります。
時には内科的な病気が潜んでいる事もあります。
むくみ自体が日常生活に大きな支障をきたす事はあまりないですが、放っておいても問題ないという話ではありません。
むくみに限らず、お体で何かお困りの方は一度ご相談ください^_^