症例報告2 五十肩(52歳 女性)
【症例報告2】
52歳 女性
3ヶ月程前から左肩の痛みと疼き(肩から上腕部にかけて)で夜も眠れない状況。腕を上に上げることだけでなく、後ろに手を回したり、頭を洗う動作、服を着る動作でも強い痛みと可動域制限あり。接骨院、医療機関等に通ったが変化がなく来院。(医療機関では痛み止めと様子見の指導)
夜に疼いて眠れないストレスと先の不安で肉体的、精神的にも辛いとのこと。
・患側の肩と反対側の股関節の動きのエラー、可動域制限
・呼吸パターンのエラー
・胸郭、脊柱の柔軟性の低下
・視覚情報からの交感神経活性による身体の過緊張
・斜角筋(首の筋肉)の過緊張
・背部筋の過緊張
・前腕部の回旋制限
・痛みによる肩関節、肩甲骨の代償運動発現
etc
が見られ、1つ1つ理解を伴いながら解決していった。
結果、3回目の治療で肩関節の可動域に変化が見られ5回目の治療で夜間の疼き、動作痛ともに減少。
現在6回目の治療が終了し痛みのストレスは減少し日常生活に支障はなくなってきた。現在加療中。
症状の段階に応じてステップアップをしながら進行中。
五十肩は他の肩関節の疾患とは治癒過程や期間が全く異なるので鑑別診断が重要。
早期の治療がその後の治癒期間に大きく関わってきます。
今後早期回復を目指し経過を見ながら適切な治療をしていきます。