脊柱管狭窄症と呼吸
はしもと治療院の江﨑です😊
前回の続きで、呼吸量が及ぼす影響についてお話していきます!
現代人は様々な要因で呼吸のし過ぎ傾向にあります。
では、呼吸量が増えすぎるとどうなるのか?
一つは【組織への酸素供給量低下】が挙げられます。
細胞は血液から栄養素や酸素などを供給される事で働く事ができます。
しかし呼吸量が増えすぎると、細胞が酸素の量をじゅうぶんに供給されない状態となります。
それはなぜか?
呼吸で体内に入った酸素は、血中のヘモグロビンというタンパク質と結合し、そのまま隅々まで運搬されます。
そして各細胞に酸素を供給する為に、ヘモグロビンから酸素を放出します。
そしてヘモグロビンが酸素を放出する為には、「二酸化炭素濃度」に左右されます。
二酸化炭素濃度が高い所では酸素を放出できますが、二酸化炭素濃度が必要量存在しないとヘモグロビンは酸素を放出しないのです。
要は、体内に一定量の二酸化炭素が存在しないと、効率よく酸素が運搬されず組織や細胞に供給されないという事です。
二酸化炭素って不要な物というイメージがあるかもしれませんが、実際にはものすごく重要なのです。
呼吸のし過ぎ状態になると酸素を吸いすぎて飽和状態となり、そうなると二酸化炭素濃度は低下します。
すると先程お話したような流れで、各組織や細胞への酸素供給量が低下し、結果的に筋肉などの組織は緊張しやすくなります。
このような点から、脊柱管狭窄症だけでなくヘルニアや坐骨神経痛、頭痛や肩こりにおいても、呼吸のし過ぎを改善していく事が必要なのです。
ただし、前回お話したように社会的背景や環境要因が大きく関わる事も多々あるので、そういう意味で総合的に診ていく必要があります。
当院では様々な視点からお体を総合的に診ていき、最短で解決できるサポートを行います。
お悩みの方はぜひ一度ご相談ください^_^