症例報告4 慢性頭痛(53歳 女性)
【症例報告4】
53歳 女性
3年程前から肩こりと首のこりが酷くなり、それに伴って頭痛が頻繁に起きるようになった。寝起きから頭痛があるときもあり家事も仕事も集中できずストレスを感じる。最近ではほぼ毎日頭痛薬を服用している状態で常にカバンの中には頭痛薬を入れていないと安心できないとのこと。接骨院、整体院、医療機関等に通ったが変化がなく来院。
・顎関節の動きのエラー、顎周辺〜側頭部、眼窩周辺緊張
・眼球運動エラー、優位眼での過剰な使用、両眼視がうまくできない
・呼吸パターンのエラー
・胸郭、脊柱の柔軟性の低下
・視覚情報からの交感神経活性による身体の過緊張
・斜角筋(首の筋肉)の過緊張
・背部筋の過緊張
・肩甲骨の可動域制限
・前方頭位
・小胸筋、鎖骨下筋緊張
etc
が見られ、1つ1つ理解を伴いながら解決していった。
結果、3回目の治療で頭痛に変化が見られ6回目の治療で頭痛、首肩こりともに明らかに減少。
現在7回目の治療が終了し痛みのストレスは減少し日常生活に支障はなくなってきた。薬も飲まなくても良い状態まで回復。
症状の段階に応じてステップアップをしながら進行中。
頭痛や肩こり、首のコリは眼球運動や眼球に対するストレスが大きく関わってくるケースがあります。それによって治療内容やセルフメンテナンス等が全く異なるので鑑別診断が重要。
今後も経過を見ながら適切な治療をしていきます。