人間的欲求と睡眠
はしもと治療院の江﨑です^_^
前回は「睡眠」についてお話ししました。
睡眠と覚醒、さらには動物的欲求の話まで睡眠といっても色々な角度から捉える事ができるという内容でしたね。
今回は「欲求」についてさらに深堀りをしていきます。
前回もお伝えしたように我々人間も動物であり、動物はみな様々な欲求を備えています。
三代欲求である「睡眠欲・食欲・性欲」は、全ての動物に備わっており、生きていく為の欲求です。
欲求を得る行動=覚醒モードが満たされる事で、睡眠モードへと切り替わるという話は前回しましたね。
さて、動物が生きる上で必要な欲求ですが、人間の場合は他の欲求も存在します。
例えば、よく聞く一つに「承認欲求」があります。
承認欲求は広く言うと「自分は今、ここに存在している」といった欲求であり、「自分」という漠然とした存在を、様々な形や行動で確認する事が「承認欲求を満たす」という事になります。
自分という存在の認識が「自分軸で判断できているのか、他人軸で初めて評価できるのか」によって行動も変われば、アイデンティティも変わります。
例えば他人軸で評価する場合に、現代でいえば「SNSのイイネの数」などで自分の存在を確認しようとします。
その行為自体が悪いという話ではなく、「自分の存在を他者を頼ってでしか確認できない」という事が「自分を生きれていない」事になりかねないという事です。
長々と細かい話をしましたが、つまるところ「自分らしく生きていく」という当たり前に大切な事が見失われつつある現代で、人間らしい欲求が満たされない→睡眠への障壁になり得るという事です。
不眠に対して有効な施術はいろいろありますし当院でも行っていますが、このような背景を理解した上で進んでいくという事がとても大切だと思います。
ちなみに不眠に限らず慢性的な痛みや不調も、このような背景があると起こりやすいです。
お身体でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください^_^
しっかり解決致します!